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皆さんは【タウンゼント・ハリス】Townsend Harrisの名をご存じでしょうか。 【日米修好通商条約】を締結した初代の駐日アメリカ合衆国公使です。 毀誉褒貶のあるこの人物の評価は措いて。 ここでは表題に関して述べます。 詳細はお調べ願います。 貨幣の種類が 【一分銀】【天保小判】 【メキシコドル銀貨】【合衆国20ドル金貨】Double Eagle...
皆さんは【タウンゼント・ハリス】Townsend Harrisの名をご存じでしょうか。
【日米修好通商条約】を締結した初代の駐日アメリカ合衆国公使です。
毀誉褒貶のあるこの人物の評価は措いて。
ここでは表題に関して述べます。
詳細はお調べ願います。
貨幣の種類が
【一分銀】【天保小判】
【メキシコドル銀貨】【合衆国20ドル金貨】Double Eagleなどとあってややこしいのですが…。
日(幕府)米間交渉において
日本(幕府)の主張
1ドル銀貨(の地金価値は双替方式により銀16匁に相当するから)=一分銀1枚。
ハリス(合衆国)の主張
国際決済の標準通貨がメキシコドル銀貨であったため、銀を基準にすることを主張。
【同質同量の原則】に基づき、1メキシコドル銀貨(は同じ質量に相当する)=一分銀3枚。
結果ハリスに押し切られます。
図式化すると
1(メキシコドル銀貨)→3分(一分銀)→0.75両(天保小判)→3(メキシコドル銀貨)=合衆国20ドル金貨
と交換するだけで三倍の価値になる訳です。
このことは、相対的に日本の金が安くなったことを意味します。
金の含有量で比較すると、【天保小判】
5両が【米国20ドル金貨】に等しい。
このため、と、両替を行うだけで、莫大な利益を上げることができた。
その後幕府に対策を助言、【万延小判】への改鋳によって混乱は終息。
その過程でハリス自身も小判を買い漁り、それを上海などで売却して利鞘を稼ぎ(後略)この過程でおびただしい金が日本から流出した。
そうです。
無論幕府も無策では有りません。
1860年【批准書】交換のための【万延元年遣米使節】に於いて【小栗忠順(ただまさ)】(後に上野介として知られます)が交換比率を交渉します。
しかし改定には到りませんでした。
小栗忠順については別項で。
【金と銀の価値】を比較して【金銀比価】と言います。 話題が変わるようですが、 心理学者【多湖 輝】さんが今年3月6日に逝去されました。 ご冥福をお祈り申し上げます。 この方の著作に『頭の体操』シリーズが有ります。 その中の一問に ある国と隣国との外交関係が悪化。 ある日A国はB国に対して宣言。 「今後B国の1.0通貨単位はA国の0.9...
【金と銀の価値】を比較して【金銀比価】と言います。
話題が変わるようですが、
心理学者【多湖 輝】さんが今年3月6日に逝去されました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
この方の著作に『頭の体操』シリーズが有ります。
その中の一問に
ある国と隣国との外交関係が悪化。
ある日A国はB国に対して宣言。
「今後B国の1.0通貨単位はA国の0.9通貨単位に相当する」
これに対抗してB国も宣言。
「今後A国の1.0通貨単位はB国の0.9通貨単位に相当する」
それを聞いた国境付近に住むある男が大儲けしました。
この様な内容と記憶しています(文言は正確に同じでは有りません)。
これは【金銀比価の問題】ではなく【通貨価値の問題】ですが考え方は同じです。
続きは第一部【幕末の通貨問題】を参照願います。
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