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【金と銀の価値】1 【金銀比価の問題】第二部【幕末の通貨問題】

投稿日 :
2016-08-27 14:12:48
カテゴリ :
【金と銀】【太陽と月】
WRITER :
黒猫Gigiと魔女の宅急便

皆さんは【タウンゼント・ハリス】Townsend Harrisの名をご存じでしょうか。

【日米修好通商条約】を締結した初代の駐日アメリカ合衆国公使です。

 

毀誉褒貶のあるこの人物の評価は措いて。

ここでは表題に関して述べます。

 

詳細はお調べ願います。

貨幣の種類が

【一分銀】【天保小判】

【メキシコドル銀貨】【合衆国20ドル金貨】Double Eagleなどとあってややこしいのですが…。

 

 

日(幕府)米間交渉において

日本(幕府)の主張

1ドル銀貨(の地金価値は双替方式により銀16匁に相当するから)=一分銀1枚。

 

ハリス(合衆国)の主張

 

国際決済の標準通貨がメキシコドル銀貨であったため、銀を基準にすることを主張。

【同質同量の原則】に基づき、1メキシコドル銀貨(は同じ質量に相当する)=一分銀3枚。

結果ハリスに押し切られます。

図式化すると

1(メキシコドル銀貨)→3分(一分銀)→0.75両(天保小判)→3(メキシコドル銀貨)=合衆国20ドル金貨

 

と交換するだけで三倍の価値になる訳です。

このことは、相対的に日本の金が安くなったことを意味します。

 

金の含有量で比較すると、【天保小判】

5両が【米国20ドル金貨】に等しい。

 

このため、と、両替を行うだけで、莫大な利益を上げることができた。


その後幕府に対策を助言、【万延小判】への改鋳によって混乱は終息。

その過程でハリス自身も小判を買い漁り、それを上海などで売却して利鞘を稼ぎ(後略)この過程でおびただしい金が日本から流出した。

 

 

 

 

そうです。

無論幕府も無策では有りません。

1860年【批准書】交換のための【万延元年遣米使節】に於いて【小栗忠順(ただまさ)】(後に上野介として知られます)が交換比率を交渉します。

しかし改定には到りませんでした。

小栗忠順については別項で。

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