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前項の続きです 太陽と惑星、或いは複数の惑星が見かけ上接近することを「合」conjunctionと言います。今回太陽系の二大惑星の合なのでgreat conjunction と呼ぶようです。 さて木星と土星の大接近が「日本で観測できるのは」12月21日の日の入り直後ですが、これは1226年3月4日以来約800年ぶりの出来事です。1226年と言えば鎌倉時代、三代執権【北条泰時】が...
前項の続きです
太陽と惑星、或いは複数の惑星が見かけ上接近することを「合」conjunctionと言います。今回太陽系の二大惑星の合なのでgreat conjunction と呼ぶようです。
さて木星と土星の大接近が「日本で観測できるのは」12月21日の日の入り直後ですが、これは1226年3月4日以来約800年ぶりの出来事です。1226年と言えば鎌倉時代、三代執権【北条泰時】が実質的に権力を握っていた頃です。
※形式的には、後堀川天皇>将軍 藤原頼経>執権 北条泰時ですが、特に所謂【承久の乱】以降、この権力構造については別項を参照願います。
※「日本で観測できるのは」という意味は最接近の時刻には日本から見えないため。
条件がそろえば南西の低い空に見えるようです。
周知のように太陽系最大の惑星木星と二番目に大きい土星が800年ぶりに大接近します。 因みに「赤道半径」は木星71492km、土星60268km、地球6378kmで、体積は半径の三乗に比例するので、木星は地球の1321倍土星は755倍となります。 質量は木星318倍土星95倍と体積に比べると差が小さくなります。 この理由は地球を代表とする地球型惑星は、岩石などの密度の高い成分が多く、木星・土星...
周知のように太陽系最大の惑星木星と二番目に大きい土星が800年ぶりに大接近します。
因みに「赤道半径」は木星71492km、土星60268km、地球6378kmで、体積は半径の三乗に比例するので、木星は地球の1321倍土星は755倍となります。
質量は木星318倍土星95倍と体積に比べると差が小さくなります。
この理由は地球を代表とする地球型惑星は、岩石などの密度の高い成分が多く、木星・土星などは多くガス(気体)が大部分を占めるためです。
密度(水を1として)は地球5.52木星1.33・土星0.69となります、従って図鑑等で屡々土星が浸かる程巨大なプールが有れば土星は浮くと表現されます。
さて今回の「接近」という意味は「火星の大接近」などという場合の「物理的に距離が近くなる」ということではなく、あくまで地球から見た「見かけ上の角度が小さくなる」という意味です。
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