前項の続きです。 アンモニアの水素密度は 液化水素の約1.7倍、圧縮水素の約5.2倍です。しかも超低温も高圧も不要で水素脆性の問題もありません。 因みに液化の条件、沸点もしくは20℃における圧力。1Mpa(メガパスカル)はほぼ10気圧に相当します。 『アンモニア』マイナス33℃ 0.857Mpa 『プロパン』マイナス42℃ 0.21Mpa ...
前項の続きです。
アンモニアの水素密度は
液化水素の約1.7倍、圧縮水素の約5.2倍です。しかも超低温も高圧も不要で水素脆性の問題もありません。
因みに液化の条件、沸点もしくは20℃における圧力。1Mpa(メガパスカル)はほぼ10気圧に相当します。
『アンモニア』マイナス33℃ 0.857Mpa
『プロパン』マイナス42℃ 0.21Mpa
『ブタン』マイナス0.5℃ 0.86Mpa
必要な圧力はブタンに等しく、沸点(液化に必要な温度)はプロパンより少し高い。
因みにブタンは所謂百円ライターに用いられている程ですから液化は容易と言えます。
続きは次項で。
前項の続きです。 他の『エネルギーキャリア』との比較ですがこの分野について研究している企業『アイ'エムセップ』の資料によると 水素含有比率は液体水素・圧縮水素(350気圧)は当然100%として アンモニア17.6% メタノール12.5% 一方水素密度は アンモニア121 メタノール99.5 液化水素70.8 圧縮水素23.2 水素吸蔵合金98.6 となっていま...
前項の続きです。
他の『エネルギーキャリア』との比較ですがこの分野について研究している企業『アイ'エムセップ』の資料によると
水素含有比率は液体水素・圧縮水素(350気圧)は当然100%として
アンモニア17.6%
メタノール12.5%
一方水素密度は
アンモニア121
メタノール99.5
液化水素70.8
圧縮水素23.2
水素吸蔵合金98.6
となっています。
続きは次項で。
前項の続きです。 『水素貯蔵合金』の開発も進んでいますが 水素を液化するために特殊な合金・超低温・超高圧のボンベ等のいずれかを必要とするのでは、ロケットの燃料ならともかく民生用の燃料電池車の燃料としては大量輸送の面からもコスト面から本末転倒と言えます。 そこでアンモニアの物性と水素含有比率の高さが注目されます。 続きは次項で。 ...
前項の続きです。
『水素貯蔵合金』の開発も進んでいますが
水素を液化するために特殊な合金・超低温・超高圧のボンベ等のいずれかを必要とするのでは、ロケットの燃料ならともかく民生用の燃料電池車の燃料としては大量輸送の面からもコスト面から本末転倒と言えます。
そこでアンモニアの物性と水素含有比率の高さが注目されます。
続きは次項で。
前項の続きです。 燃料電池ならびに燃料電池自動車は原則として水素と酸素が原料ですのでCO2排出はゼロで、前述のように地球温暖化問題と同時にエネルギー資源の供給問題解決の切り札でもあります。 燃料電池車の開発がトップレベルの日本ですが、普及には難点があります。 水素は全元素の中で最も軽いという物性上、気体のままでは体積が大きすぎ運搬も貯蔵も困難である事。 液化すれば体積は減少...
前項の続きです。
燃料電池ならびに燃料電池自動車は原則として水素と酸素が原料ですのでCO2排出はゼロで、前述のように地球温暖化問題と同時にエネルギー資源の供給問題解決の切り札でもあります。
燃料電池車の開発がトップレベルの日本ですが、普及には難点があります。
水素は全元素の中で最も軽いという物性上、気体のままでは体積が大きすぎ運搬も貯蔵も困難である事。
液化すれば体積は減少しますが、水素の沸点つまり液体になる温度は約マイナス253℃です。数百気圧という高圧にして液化する方法もありますが『水素脆化(ぜいか)』の問題もあり容器が問題となります。
続きは次項で。
前項の続きです。 アンモニアには多くの利点が有ります。 ①窒素と水素のみで構成される物質なので、化石燃料由来でなく直接合成できればという注釈つきですが、資源上の制約がありません。 「空気(の中の窒素)と水(の中の水素)からアンモニア」という夢が叶う訳です。 『石油危機』の記憶からも言えますが、輸出国(産油国など)による禁輸や価格の高騰の危険性が無いこと。 ...
前項の続きです。
アンモニアには多くの利点が有ります。
①窒素と水素のみで構成される物質なので、化石燃料由来でなく直接合成できればという注釈つきですが、資源上の制約がありません。
「空気(の中の窒素)と水(の中の水素)からアンモニア」という夢が叶う訳です。
『石油危機』の記憶からも言えますが、輸出国(産油国など)による禁輸や価格の高騰の危険性が無いこと。
これは米ロなど資源大国に比べ特に化石燃料資源に乏しい日本にとって経済の安定や安全保障の観点からも、最大の利点と言えます。
②前述の様に理論的にCO2排出がゼロ、つまり燃料として地球温暖化問題解決の切り札となり得る。
③水素の含有比率の多い物質の中で、液化が容易かつ若干の毒性はあるものの腐食性の低さや燃えにくい物性から危険性が低く、多くの点で水素を運ぶ媒体として他のエネルギーキャリアより優れている。
これまでの歴史で、主に肥料の原料として大量に生産かつ消費されており実績がある。
続きは次項で。
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