前項の続きです。
東日本大震災での民主党政権の対応に関しては前項の村山富市元首相に比べて実態が解りにくくなっています。
津波の直後に東京電力は、防衛省に支援要請をしています。
防衛省幹部は、すぐに大型ヘリCH-47(最大全備重量:12.1t)で必要な機材を福島原発に輸送する準備を始めました。
同時に東京電力は名古屋に居る清水社長に関して、自衛隊機での輸送を依頼しました。
廃炉を覚悟した重大な決断はトップにしかできないので、当然と言えます。
自衛隊機は午後11時30分に名古屋を離陸しました。
防衛省は許可を求めたら拒否されると思い、離陸して着陸時間が迫ってから、北沢防衛相に報告したそうです。
北沢防衛相と枝野官房長官がこれを聞いて激怒しました。
「政府の許可無しに、なぜ自衛隊が動いているのか」とUターンを命令。
自衛隊機に民間人を乗せたのも違法行為だと追及し
「自衛隊は地震を利用してクーデターを起こそうとしている」と。
東京に到着間近だった自衛隊機は名古屋に引き返し、防衛大臣の命令で清水社長は陸路で東京に向い、貴重な時間が失われました。
続きは次項で。
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