【第二期電王戦】の佐藤天彦名人対将棋ソフト【PONANZA】の戦いは将棋ソフト側の連勝で幕を閉じましたが、最後に佐藤名人が投了を告げ頭を下げます。 これが棋士の将棋に於ける敗北宣言としての所作で、対局相手も頭を下げます。 将棋ソフトの指し手を実際に動かす【電王手】もお辞儀に似た動作をします(その様にプログラミングされています)。 その動作が人間っぽくて可愛いと思いました。 ...
【第二期電王戦】の佐藤天彦名人対将棋ソフト【PONANZA】の戦いは将棋ソフト側の連勝で幕を閉じましたが、最後に佐藤名人が投了を告げ頭を下げます。
これが棋士の将棋に於ける敗北宣言としての所作で、対局相手も頭を下げます。
将棋ソフトの指し手を実際に動かす【電王手】もお辞儀に似た動作をします(その様にプログラミングされています)。
その動作が人間っぽくて可愛いと思いました。
続きは次項で。
昨日(2017年12月5日)羽生さん(敢えて親しみをこめてこう呼びます)が【渡辺明】氏から竜王のタイトルを奪い、既に持っていた『永世』称号と合わせて、前人未踏・空前(絶後とは言えないですが)の永世七冠となりました。 因みに最新のタイトル【叡王】位には未だ永世称号の規定がないようです。 最近は若手強豪に【王位】【王座】というタイトルを奪われ、心配していた人もいたと思いますが杞憂に終わったのは慶賀...
昨日(2017年12月5日)羽生さん(敢えて親しみをこめてこう呼びます)が【渡辺明】氏から竜王のタイトルを奪い、既に持っていた『永世』称号と合わせて、前人未踏・空前(絶後とは言えないですが)の永世七冠となりました。
因みに最新のタイトル【叡王】位には未だ永世称号の規定がないようです。
最近は若手強豪に【王位】【王座】というタイトルを奪われ、心配していた人もいたと思いますが杞憂に終わったのは慶賀の至りです。
通算のタイトル獲得数も99期と、大台目前です。
因みに大台と言えばジャンルは違いますが相撲の【白鵬】も40回の優勝です、但し私は評価していません。
星の回しあいや、「凶器としての」サポーター使用など詳細については、『週刊新潮』『週刊文春』などに記載されていますのでこの項では述べません。
八百長や柵の無い「純粋に実力だけの世界」で勝ち取ったものは尊く美しいと言えます。
続きは次項で。
前項の続きです。 全体的に、森内九段の(悪い意味ではなく棋風が)古典的な矢倉に対し、二度の8八歩で、手数を掛けた割に不安定な玉型を強要した藤井四段の構想が見事だったと言えます。 終盤の(3三銀に当てた)3四歩に対しては取って3三香の一手(3六歩と5七銀および1九馬をいかした反撃)と思いますが解説に無かったのは不思議です。 続きは次項で。...
前項の続きです。
全体的に、森内九段の(悪い意味ではなく棋風が)古典的な矢倉に対し、二度の8八歩で、手数を掛けた割に不安定な玉型を強要した藤井四段の構想が見事だったと言えます。
終盤の(3三銀に当てた)3四歩に対しては取って3三香の一手(3六歩と5七銀および1九馬をいかした反撃)と思いますが解説に無かったのは不思議です。
続きは次項で。
前項の続きです。 先手の2二歩に対し、佐藤九段の手抜きで8九歩成も棋風が現れて面白いと思いました。 後手6六飛に対し、6七、5七(飛車取り)と歩を受けるのは、5五角と7三馬と2八飛に当てられて(大駒の交換を迫られて)玉型の差で先手が持たないのですが。 「これ駄目です」と言いながら歩を片付け、「全然勝てる気がしないんですけど」と言う森内九段もお茶目でした。 変化に現れた後手の...
前項の続きです。
先手の2二歩に対し、佐藤九段の手抜きで8九歩成も棋風が現れて面白いと思いました。
後手6六飛に対し、6七、5七(飛車取り)と歩を受けるのは、5五角と7三馬と2八飛に当てられて(大駒の交換を迫られて)玉型の差で先手が持たないのですが。
「これ駄目です」と言いながら歩を片付け、「全然勝てる気がしないんですけど」と言う森内九段もお茶目でした。
変化に現れた後手の4五銀の存在が、先手の攻め筋の3四桂を消しているのが周到と言えます。
続きは次項で。
前項の続きです。 結論から言うと、解説の佐藤九段の予想通り先手が3五歩を突かず居玉を解消して持久戦に持ち込めば攻め筋の限定された後手が手を作るのは難しかったと思います。 無論細い攻めを繋げていくのも得意な後手はそれなりに手を作ったと思いますが。 面白いのは後手の8八歩に対し、先手の2二歩と桂頭に歩を打つ手筋が現れ後手曰く実戦の2二同金以外に、中村六段の質問に対し同玉の変化も面...
前項の続きです。
結論から言うと、解説の佐藤九段の予想通り先手が3五歩を突かず居玉を解消して持久戦に持ち込めば攻め筋の限定された後手が手を作るのは難しかったと思います。
無論細い攻めを繋げていくのも得意な後手はそれなりに手を作ったと思いますが。
面白いのは後手の8八歩に対し、先手の2二歩と桂頭に歩を打つ手筋が現れ後手曰く実戦の2二同金以外に、中村六段の質問に対し同玉の変化も面白かったと言えます。
再度の後手の8八歩は手抜かれ、展開によっては緩手(かんしゅ)となる可能性も有りましたが、最後は詰めに寄与しました。
続きは次項で。
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