前項の続きです。
3月11日の大震災の直後3月12日にヘリで視察。
これだけを聞くと
「首相が直接現地に行くことで現場が混乱して却って事態収拾の妨げになる」
という可能性を知らない国民からすれば、迅速果敢な対応と見えなくもありません。
私自身は首相がすぐに現地に乗り込んだこと自体は論評しません。
仮に現場や専門家の意見を聞いて冷静沈着に状況分析し
「責任は私がとる」と正しい命令を下していれば評価できただろうと言えます。
実際にはヘリから降りる様子は
【門田隆将】氏著【死の淵を見た男吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日】に述べられています。
『「まず総理だけが降りますから、すぐには降りないでください」
菅首相が現地に来たことを「撮影」するためだった』
『原発の危急存亡の闘いのさなかに「まず撮影を」という神経に斑目は驚いたのである。』
パフォーマンスと巧みな口舌のみで、のし上がってきた菅氏。
当時の厚生大臣菅氏自らが播いた【O-157カイワレ風評被害問題】。
この事態収拾を図り貝割れ大根のこれ以上の風評被害の拡大を防ぐため、
貝割れ大根を食べたのと同じやり方ですが、まだそのパフォーマンスには必然性が有りました。
続きは次項で。
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